Thursday, June 1, 2006

FADIGとは?

国際理解懇談会(FADIG)とは?

 国際理解懇談会(FADIG)は、広く社会のことに関心をもち、視野を広め併せて英語の実際的な能力を増進しようというのが目的です。政治的、営利的な意図は全くなく、むしろ民間のボランティア的な活動といえます。英語および日本語の新聞に催しの案内を出しますので、新聞を見て来られる方も多くあります。最近の会合の出席者はだいたい30名から40名ぐらいです。

【会の始まり】
 英語の正式な名前はForeign Affairs Discussion Group といい、1970年に発足した英語の先生の二つの自主的な勉強会が合体して出来たもので、約30年以上続いているものです。
 一つの会は、1969年の夏、当時大阪府の英語科指導主事の浜口みずら先生を団長とする大阪の中学・高校の英語の先生が35日間、西イリノイ州立大学での夏期講座出席とホームスティ及び合衆国一周旅行をし、帰国後も毎月アメリカ文化センターに集まって輪読会など研修会を開き、「アメリカ研究会」と呼んでいました。
 もう一つの会は、1969年、万国博の前年にスタート。鈴木要蔵先生の世話で、40人ほどの中学の英語の先生が、聞く話すを重点にした研究会をもち、International Affairs Discussion Group と名付け、万国博の期間中、ホームスティや学校訪問、交流会の世話や、善意通訳をつとめたりしました。この会もまたその後、アメリカ文化センター等で会合をもち、外国人の話を聞いたり、輪読会をしていたのですが、いつのまにかこの二つの会合が一つになり、名前も国際理解懇談会(FADIG)と呼び、今日にいたっています。最近の20年間以上は、毎月一回会合をもっていますが、3月と8月は会合を持っていません。

【会合の内容】
 なお、会合はスピーチを主としたものに発展していき、日本人メンバーによるスピーチと外国人によるスピーチになりました。最近の20数年間は外国人をスピーカーとして招いてて色々なトピックで講演をしてもらっています。
 今までスピーチをしてもらった人の国籍は、多方面にわたっています。アメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、アイルランドといった英語を母国語としている国はもちろん、フランス、イタリア、デンマーク、スエーデン、パナマやアフリカのケニヤ、シエラレオーネ、シンガポール、タイ、フィリピン、インド、台湾などアジアの国々にまで及んでいます。
 会合は、原則として毎月第二か第四土曜日を当てていますが、講師の都合等により他の土曜日になることがあります。
 会の参加者は、最近は30-40名で、高校生から80歳近い人までの老若男女が集まり、職業も中学・高校の先生を中心に、学生、家庭の主婦、ビジネスマン、医師、弁護士、公務員、退職した方々と多種多様です。スピーカーやスピーチの内容により集まる顔ぶれが若干変わるのも特徴の一つです。これらの人々が、英語のスピーチを聞きたい、英語で話したいという願いをもって集まっている、そのような会合です。
 とにかく、民間のボランティア的な集まりであって、約30年以上も続けられたことは、外国人の話を直接聞きたい、直接質問してみたい等から始まって、生のコミュニケーションを通して国際理解への願望が根強いものであることの証明でもあるといえます。

【会費】
 年会費は4000円で、4月と10月に2000円ずつ集めます。

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